小説や詩を載せるブログです。基本的にはリックス学園の小説ですが、それぞれが“100のお題”についても書いているので、お時間があれば覗いてみてください。 E.M.W.という企画もやっています。 雑談もあります。
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プロフィール
HN:
Shafy Mile
年齢:
31
性別:
女性
誕生日:
1992/12/24
職業:
学生
趣味:
物書き
自己紹介:
私たちShafy Mileは5人組みの素人小説家(?)です!
ではそれぞれの自己紹介いきましょう~!!

飴夜(いよ):絵を描くことが大好きでよくみんなからは「黒い」といわれてしまうが、自分では純白だと思っている奴~★
担当:絵(のちのち載せていきますよぉ)

沙鞍(さくら):いつも踊ってる陽気な奴~☆
担当:絵(のちのち載せます)と恋文

魅世(みよ):頭が良くて、いつもおしとや~かな奴♪
担当:文章(感動系ほかいろいろ)
 
志李奈(しいな):沙鞍と一緒にいつも踊ってるぶりっこな二重(多重)人格な奴☆(小説は黒いけど)
担当:ストーリーの構成&詩

寿(ことぶき):頭が良いのか分からない、変態な奴。
担当:文と企画。
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上が志李奈の日記。 下が寿の家族の劇団のHP。
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------------ 朝食後 --------------
 一行は川ぞいを歩いていた。
咲:「ここらへんは一面原っぱだね」
美:「そうだね~。う~ん空気がうまい!」
 (結構)きんきゅうじたいなのだが、皆だんらんとして歩いていた。
美:「みて!あそこ。たき火のあとがある!」
 一行は走りより、周りを見て気がついた。
聡:「し・・・ここって」
全:「初めにいた場所!?」
美:「なんでここにもどってるんだろう。行きは山をこえて一定の方向だったは
   ず・・・」
咲:「二日かけて歩いてもとにもどって来ちゃったの!?さいあく~」
俐:「もどってしまったものはしかたあるまい。今日はここで休けいとしよう。」
優斗:「うむ。それがよいと思う」
 ますますなぞが多くなるばかりなのであった。
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------------------ 朝 -------------------
 今日もやはり一番早く起きたのは俐羽だった。
 その後、優歌が起きて顔を洗っている時、うしろから声が聞こえた。
咲:「う~ん。ハラへった~。先輩、今日の朝ごはんは何ですか?」
俐:「きのう採った山菜の残りだな」
咲:「!!また味なしぃ~!?」
俐:「まぁしかたあるまい」
 ショックを受ける咲乃のうしろにゾロゾロと残りのメンバーがきた。
優×3:「ごはんの準備を(せねば・です)」
 優斗が野菜をちぎったりしてた時・・・
優歌:「・・・あ・・・」
 それだけつぶやいて優歌はサブバックをさぐり始めた。
優歌:「・・・」
優斗:「なんではよ言わんかってん!」
他:「!!?」
優麻:「あはは・・・です~。実はゆとにぃおこると関西弁なんですぅ~」
皆:「ふゥ~ん。。。で、どうしたの?」
優斗:「優歌の手ェの中のもんみてみ!」
 優歌の手の中には「塩、コショー、コンソメ」が入っていた。
優歌:「・・・。昨日ちょーり実習だったから・・・・」
 優斗をおこらせてしまって優歌の語尾はだんだんと小さくなっていってた。
聡:「まぁまぁ。とりあえず、いいってことさ!」
俐:「そうだな。では、今日も周辺を見回って行くか!」
 そうして、朝食(作り)が始まった。

 後片付けを済ませる頃には、既に星が見え始めていた。結局、山のふもとを少し離れた川岸に野宿することになった。
 夜になってから移動するのは危ないため、皆固まって談笑している。夜は少し冷える程度で、問題はなかった。たき火が収まると、笑い声は寝息へと変わっていった。
 寝しずまってから、聡は目を覚ました。遠くの方から届いている音を聞くと、咲乃の荷物を見た。大きな荷物が一つなくなっているのを認めると、音のする方へ歩いていった。
聡:「よっ!」
 声に遮られて、咲乃の演奏は中断した。硬直したまま振り返ってから、安堵した様子を見せた。
咲:「なんだ、さとしかぁ。びっくりした」
聡:「悪い悪い。ごめん」
 平謝りをして、咲乃の隣に胡座をかいた。話すことはお互い特になかったので、沈黙が下りていたが、とりあえず聡は口を開くことにした。
聡:「さっきの何?」
咲:「さっきのって、何?」
聡:「ほら、さっき吹いてた曲」
咲:「・・・・・・・チャルメラ」
 およそ一世紀ほど前にポピュラーだったものだ。頭の中でなんとなく流れたので、ずっと吹き続けていたらしい。
 その後、二人は床へついた。

 落日には、一同平坦な道に足を踏み出せた。食料調達以前に食料が見あたらず、山越えをしたらしい。人に整備されている風もない山だったので、疲弊の色が滲んでいる。
優歌:「・・・・・・」
優斗:「そうだな、優歌の言う通り、少し早めの夕食にせぬか?」
俐:「まったく・・・・猫に日本語を通訳されるとはな」
咲:「いや、あの・・・・・通訳以前に喋ってないんですけどぉ?」
 咲乃の呟きは俐羽の耳に届くことはなかった。美希は誰の指示を仰ぐこともなく、夕食の用意を始めている。どこからか漂う山菜の香りに、相沢家はいち早く反応した。
優麻:「用意しないと食べられないです」
4人で作る食事は早かった。瞬く間に鍋ができていった。
 どうやらその辺りの切り株をくり抜いて作ったと思われる木製の鍋に、川の水が沸いている。煮られている野菜は美希が独断で採ったものだ。
聡:「おっ!旨そ・・・・う?」
 匂いは旨そうで、中身も全て食用だ。しかし、調味料もなく、野菜のみという簡素さに、思わず疑問符をつけてしまう。
 辺りに転がっている、人の顔ほどの木の実をくり抜き、器とすることにした。聡のペットの餌用にと買った大量のスプーンを握って、7人は思い思いに腰かけた。
皆:「いただきまーーーす」
 まず、毒見とでも言わんばかりに、美希は聡の皿へ盛り付けた。聡が口にしない限り、他の人に配られないようだ。あまり見かけない山菜にたじろぐが、思い切って口にした。
聡:「ぐっ・・・・・・」
 目を泳がせて、困惑の表情を浮かべる。あまり良い反応ではないため、食べていない人は固唾を飲んで見守った。再び聡が口を開く。
聡:「野菜の味しかしねぇ」
 どっと嬌声があがった。毒ではないとわかったので、緊張が解けて笑顔が戻った。あたり前だ、という俐羽の言葉を聞き取る間にも、7人の胃は満たされていった。

 2日目の朝。
 一番早く起きたのは俐羽だった。
 俐羽は顔を洗いに立った。
 そして次に起きたのは咲乃。
咲:「んー・・・・・ハラへったぁ。今何時?あれ?あれ?あれ?俐羽先輩がいなあ
   い?!?!?!」
 と周りをキョロキョロ見回す。
 そうすると、川で顔を洗っている俐羽を発見し、ホッと肩をおろす。
咲:「今日の朝からおかし食べるんですか?」
 と聞いてみる咲乃。
俐:「そんなわけはないだろう。朝からおかしなど・・・・・・栄養がとれないじゃないか」
咲:「・・・じゃ・・・どーすんですかぁ?」
 まさか朝なし?!なーんて思ってみる咲乃さん。
俐:「奇跡的にカバンの中に、タマゴ、パン、レタス、ハムがなぜか入っていたんだ。
   ・・・どうせ<ひつじ>が入れたのであろうが」
咲:「へえ・・・・・・」
 次に起きたのは美希。
美:「何②?何のはなしぃ?」
咲:「おはよー!」
美:「おはよー!」
 とあいさつをした後、いろいろ美希に説明した。

咲:「だーかーらあ、俐羽先輩のかばんの中に、いろいろ入ってたの!!」
美:「・・・ああ、なるほどね・・・」
 美希のこの言葉を聞くまでに咲乃は3回ほど説明をした。主語・述語がきちんとしていないと、彼女には理解してもらえない。
俐:「まあまあ。みんな起きてきたことだし、食べよう」
聡:「そうだね。さっさと食おう」
 5人は声をそろえていただきますと言い、朝食を食べ始めた。
咲:「おいしいっ!!自然の中で食べるのってサイコー!!」
美:「外で食べるのってはじめて」
聡:「相沢さん、どうしたの」
優歌:「これって、私たち、消失したんだよね」
みんな:「・・・・・・・・」
優歌:「つまり、2週間後には、私たちの記憶が・・・」
俐:「大丈夫だ。現実の世界の誰かが消失事件が起こったことに気付くはずだ。生
       徒会顧問の先生が何とかしてくれる」
優歌:「そうだといいのですが・・・」
美:「ちょっと待って。俐羽先輩、消失事件って1か月に1度でしたよね?」
俐:「そうだ!!それではおかしいぞ!きのうの朝、1年生の子が1人消失したはずだ」
皆:「・・・・・・・・」
 もう誰も口を利こうとしないで、黙々と朝食をすませた。時は静かに、でも確実に流れていった。
咲:「こ、こ、こういうときはマンガだ~!・・・あれ?ない!なーいー!宇宙人マンガ
   な~~い~!」
俐:「燃料としてあずかっておいたぞ」
咲:「えーっっ!かえして下さい~~!それ友人にかりたやつなんですぅ~!」
俐:「だめだ。友人にかりようが、ブタにかりようが、学校には不要物だからな!」
咲:「プゥー。あぁ、タツヤがこいしいよー。アイツ(兄)ちゃんとえさやってるかなあ?
   散歩は?おやつは?あぁきになるぅー」
美:「そ、そういえば、親は気にしないのかなぁ?」
聡:「おれは家にいないし・・・・・」
俐:「うちもだ」
優歌:「おばあさまが・・・」
咲:「あっ、おにいとおかあがいる!」
美:「私も家族が・・・」
聡:「そんなこと考えてなかったなあ」
咲:「まぁ!(←?)あっあんなところにテラキノミが!」
優歌:「あぁ。あの猛毒の。バトルロワイヤルⅡで少女Iが食べちゃったやつ。でもな
     いけど?」
咲:「みまちがいかあ」
 些細なことだったが空気がなごやかになっていた。
俐:「そういえば、食べ物を採りに行かねばならん。山というものは日が短いからな」
聡:「そうでした。じゃあ行きましょうか」
美:「あっでもかたづけを・・・」
 5人と2匹はかたづけを終わらせると、森へ入っていった。どんどん進んでいくが何も見つからない。しかも道が急になり、けわしくもなってきた。体力のある聡と咲乃(部活でランニングをやっているため)以外、けっこうくるしくなってきている。
聡:「もうそろそろ休憩を・・・」
俐:「そうだな・・・。休憩とするか」
 みんな一息つく。
優斗:「うーん・・・。けっこうきつい」
優麻:「そうです。もうあるけないかもぉ~です」
優歌:「私がしょってあげる」
咲:「いや!私が持つよ」
聡:「おれも」
美:「それにしてもけわしいですね」
俐:「あぁ」
 それからしばらくの時間がたっていた。山の頂上らしきものがみえてきていた。
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