朝。
結局、ヒロと一緒に登校してしまった。
学校の門辺りで、妙に視線をいっぱい浴びた。
きっと、ヒロのことが好きな人たちだろうけど。
別に、好きで一緒に登校したわけじゃないのに。
ヒロが勝手に私の横にいただけじゃない。
何で私が恨まれなくちゃいけないのよ。
ばっかみたい。
「ユナ?」
「・・・何」
「怒ってる?」
「何で?」
「その・・・一緒に学校まで行ったことに・・・ってゆうか・・・」
分かってるなら着いてこなければよかったでしょうに。
ヒロってバカ。
「・・・別に」
「・・そっか!!なら、良かった」
「・・・」
バカだ。
そんな笑顔、私に向けないでよ。
ヒロって鈍感。
私の気持ちに全然気づいてない。
私のこと、全然分かってない。
「・・・あたりまえか」
「ん?」
「ううん。」
別に付き合ってるわけでもないのに。
私の気持ちなんて分かるはずないよね。
だけどね、私は・・・
私は分かるよ。
ヒロの考えてること。
落ち込んでる時とか、機嫌のいい時とか、悪いときとか。
だいたいの事は分かる。
けどね、今は分からない。
ヒロが何で私みたいなのと一緒に居るのか分からない。
どうして私に話しかけるのかが分からない。
どうして笑顔を向けるのか分からない。
何で?
何で・・・。
貴方の、
ヒロの考えていることが分からない。
どうしちゃったんだろう。
今日の私、なんだか変だ。
ヒロが横にいるから?
ヒロが私に話しかけるから?
ヒロが笑うから?
そんなこと、私にして欲しくなんてないのに。
心のどこかで、嬉しいと思ってしまう。
本当に、好きなのかな。
私ってバカだよね。
本当に、バカ。
あら。
2回で終わらせるつもりだったのに!
3回になるかも。
ぐだぐだだなぁ・・・・・・
ここまで読んでくれてありがと~ございゃす!!
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