小説や詩を載せるブログです。基本的にはリックス学園の小説ですが、それぞれが“100のお題”についても書いているので、お時間があれば覗いてみてください。 E.M.W.という企画もやっています。 雑談もあります。
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プロフィール
HN:
Shafy Mile
年齢:
31
性別:
女性
誕生日:
1992/12/24
職業:
学生
趣味:
物書き
自己紹介:
私たちShafy Mileは5人組みの素人小説家(?)です!
ではそれぞれの自己紹介いきましょう~!!

飴夜(いよ):絵を描くことが大好きでよくみんなからは「黒い」といわれてしまうが、自分では純白だと思っている奴~★
担当:絵(のちのち載せていきますよぉ)

沙鞍(さくら):いつも踊ってる陽気な奴~☆
担当:絵(のちのち載せます)と恋文

魅世(みよ):頭が良くて、いつもおしとや~かな奴♪
担当:文章(感動系ほかいろいろ)
 
志李奈(しいな):沙鞍と一緒にいつも踊ってるぶりっこな二重(多重)人格な奴☆(小説は黒いけど)
担当:ストーリーの構成&詩

寿(ことぶき):頭が良いのか分からない、変態な奴。
担当:文と企画。
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Ⅲ.
 私は、たった一人の世界をさまよい歩いていた。
 ひとり・・・・・。
 私のほか、誰一人としていない世界は、まるで時が止まったかのように静かだった。
 町からはいっさいの雑音が消え、心なしか今まで灰色だった空はすっきりと澄んだように見えた。
 綺麗だ――。
 これこそが、私の夢見ていた世界。誰もいない、わたしの思うがままの世界。無音の中にうずまり、余計なものが一切ない景色に見とれながら、私はしばらくその“新しい世界”に浸っていた。

 それから10日が経った。相変わらず世界は静かだった。人間がいなくなった世界は日に日に美しくなっていく。
 誰もいないところに10日もいようものなら、気が狂ってもおかしくないはずなのに、不思議と私は、まったく平気だった。
 朝起きて、服を着替えて、朝食を食べ、時間になったら、学校へ行く。
 誰もいないはずなのに、どうしてか、いつもと同じ毎日を送っていた。学校へ行ってももちろん無人。授業がないのだから行く必要はないのだけれど、何となく、いつもと同じ生活をしなければならない気がした。
 
 その人が現れたのは、世界から人が消えて、28日目のことだった。

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 気付いたら優志の家から駈け出していた。後ろから聞こえる優志の声を無視して、無我夢中で走った。徒歩2分でいつも通る場所を、たった30秒でたどり着く。多少息を切らしながら、自分の部屋に入り、押入れを探る。

「失くしたか・・・。」

 数時間経っても、それは見つからなかった。声を出したことで少し冷静になり、優志に悪いことしたと思った。ふと携帯みるとをメール着信を示すランプがチカチカと光っている。ぐちゃぐちゃになった自分の周りから抜け出そうとすると

“カシャン――”

という音が背後からして振り返ると「それ」はあった。

「あった・・・!」

 少し喜びつつ、不安になりながらそれを手に取る。紛れもない、5歳の誕生日に貰ったスイッチ。黄色が土台となっていて、ネジが青く、ボタンとなる部分が赤い。はたから見ればただのおもちゃだが、おじいちゃんは・・・。あのとき何て言ってたんだろうか。

「押したら・・わかるのか?」

 そう思って、スイッチに手をかけた。心臓が脈を打つのが伝わるくらい、鼓動が速まり、手に汗が湧き出る。緊張しすぎて、押せそうもない。

 カウントダウンをしよう。

 頭に過ぎり、心を落ち着け数を数える。

 10・・9・・8・・7・・6・・5・・4・・・3・・・・2・・・・・1・・・・・・・・・・


“ピンポーンピンポーン”


「うわぁ!!!」

 思わず声を出してしまった。あと一秒だったのに。
 邪魔されたことに少し不機嫌になりながら、スイッチを持ったまま玄関に行く。

「はい・・。」

 優志かな?とか考えながら出て、顔をあげるとあり得ない人が立っていた。



「元気にしとったか?翔太。」







「じ・・・・・じーちゃん。」

 本気でびっくりしたとき人は本当にどもるんだなーとか冷静に考えながら、まじまじとおじいちゃんの顔を見る。本物だ。

「やっと翔太がスイッチを押してくれたから戻ってきたんだぞ。」

 マンガなら「プン」とでも効果音がつきそうな顔でおじいちゃんは言った。それより、おじいちゃんの意味深発言。どういうことだ?

「どういうことだよ・・?」

「わかんないのか?まぁ、明日にでもなればわかるんじゃないかの。」

「いや、わかんないし。」

「・・・しょうがない。取りあえず家に入ろうか。」

「折れるの早いな。」

 ボソッと言うと、おじいちゃんに少し睨まれる。少し焦っておじいちゃんについて行って、家の中に入り、奥へと進む。どうやら、おじいちゃんは自室へと向かっているようだ。部屋の中に入ると、机が中央に置いてあり、他にタンスしか置いてない殺風景な部屋が広がっていた。おじいちゃんがいなくなったままの風景。

「・・・。」

「母さんがこまめに掃除してるからな。」

「そうかそうか。」

 おじいちゃんは少し笑って机のそばに座った。俺も、その向かい側に座る。

「さて、話すか。」

「あぁ。」

 少し緊張しながら、手にグッと力を入れる。どんな話が聞けるのだろうか。

「そのスイッチ。押すとどんなことが起こると思う。」

 いきなりの質問に戸惑う。正直・・

「わからない。」

「そうか。それはな







大切な人が目の前に一生現れなくするスイッチ




なんだよ。」

「え?じゃあ何でおじいちゃんは「翔太がスイッチを押したからだよ。」

 いつ?記憶を思いめぐらしいつだったか考える。
 そして答えを見つけた。

「落としたとき・・だ。」


「もう一度押すとその人は帰ってくる。しかし再び違う大切な人がいなくなる。」

「誰だよ・・・。」

「心に手をあてて考えるんだな。」

 そう言って、おじいちゃんは部屋を出て行った。部屋に一人残された俺は、自分の部屋に行くことにした。
 部屋に入るとチカチカ光っているものが見える。携帯だ。

“新着メール 2件”

“Fm 永田優志
Sub <件名なし>
しょーたどした⊂(^ω^)⊃?”

“Fm 永田優志
Sub やばい・・
俺、この町にいれねぇ。
今日で会うの最後だ・・。
こんな形でごめんな。
また会おう。”


「なんだそれ・・」

 何でだよ!?って何度も頭で繰り返し、いつの間に家を駈け出していた。デジャヴだとか思って、そんなこと考えてる暇もないんだけど、こうしてる間にわかったことは優志は俺の中で大切な人なんだと改めて感じたこと。アイツなしの人生なんてありえねぇ。アイツ以上のダチなんていねぇんだ。
 いつもの本屋にいくと、まだ営業時間なのに閉まっていた。

「何でいきなり!!何でスイッチなんかくれたんだ!!何で落としちまったんだ!?
優志を返してくれよ!!バカヤローーーーッ!!!」









「ばかやろーはお前だ翔太。」

 大声で叫んでいると、聞きなれた声が聞こえる。視線をそっちに向けると優志とおじいちゃんが立っていた。

「何で・・・。」

 二人は顔を見合わせて笑い、看板を後ろから出し。

「ドッキリ大成功!!」

と言った。

「は?」

「11年ごしのドッキリ。いやー、優志君のおかげだよ。」

「いやいやー。こんなにコイツが俺のこと好きだったとは!それを知れたのはおじいさんのおかげです。」

「何といっても、この騙されかたはなー。」

「有り得ないっすよね(ワラ」

 おい。この二人俺の存在忘れてねぇか?

「ていうか・・騙したのお前らだろっ!!!!」




この日から数日間、俺は二人と口をきかなかった。


まー、大切なのはかわりないけどな。

きっとこれから先も。





あとがき

めちゃくちゃ適当ぽいけど
ずっと考えてたシナリオ。
恋愛じゃなくて友情が書きたかった。
いそいで書いたからぐだぐだだけど
楽しかった(自己満)


ちなみに
私も女ばれのマネージャーになりました
 人が更新してると更新したくなる迷惑な寿です。模試は基準偏差値にあんまり足りてませんでした。偏差値は最低で70は必要なようです。意味不明だ。
 てか、県内偏差値より校内偏差値の方が低いんですけど。一応、進学校?

 そうそう、生徒会長になりました。全校生徒からドン引きされるような演説を繰り広げ、いくつかの不信任をいただきながらも、なんとか。

 本当に関係ない話をすると、最近はウーパールーパー(名前付けてない)が可愛すぎる。やばい。さいきんウーパールーパーに萌えてる自分が気持ち悪い。
とにかく、エサをあげようと近付いたら、むこうから寄ってくるとか!ほんまに可愛い!

 ああ、夏休みから薙刀部(あんまり他の学校にはない)のマネージャーもやってたり。運動部のマネージャーもなかなか楽しいもんですわ。

 テスト一週間前きってたりするから、この辺で~。

 以上、寿でした。

更新停滞していてすいません。
そろそろ更新しなきゃねー、、

えーっと、
魅世です!!

(って言っても話題がない、、)
(最近特に変わったことないしな~、、)
(どうしよう、、)

あっ!
もうすぐテスト!
最近私勉強してるんだよ!!

この間の実力テストは
うちのクラス素晴らしく平均低いから
(物理平均26点、数学は200点満点で30点台)
まだ助かったけど、
それなりに散々な結果だった・・・。

でも模試はすごかったんだよ!!
第3志望校に東大の理科一類って書いたら
もちろんE判定だったけど
志望者の半分に入ったんだからっ!!

もう、みんな!
ふざけて書きすぎ!!
真面目に東大目指してる人が可哀想だよ!!

次は理科三類に挑戦だな(´-ω-)


成瀬くんが私に冗談告白かましやがった事件…あぁもう長い!成瀬事件でいいや!!

……成瀬事件の次の日、私は学校を休んだ。つまり今日ね。

ズル休みじゃないよ!?
久々に体調が悪くなった。風邪かな―、とか思ったけど、昨日の事を振り返ってみると違うと分かる。明らかに精神的ですよね。

あれれ。私ってこんなにも弱かったっけ?

そんなこんなを今、私はベッドの上で考えております。携帯を無意味に右手に持ちながらね。


♪ドドドドドドドドド♪


「びぃやぁああ!??」


な、何事!?
とか思ったら着信か。伊達政宗のテーマにしてたの自分でした。忘れてました。びっくりしたなぁ、もう!

あああああ。
早くしないと切れちゃうや!


「はい?もしもし―」

『小梅?…あんたどうしたのよ?』

「美沙か!ん―…風邪?」

『…ふ―ん。今日日本史に真田幸村出てきたのに残念ね』

「なっ…なん…だと!?」


な に ! ?

私はそんな重要な時に休んでしまったのか?

しくじった!!!!!

真田幸村……!!
そんな神武将が出てきたというのに…私は…私は何てことを………!!!



「あああ!!這いずってでも行けばよかったあああ!!」

『夢子ちゃんも吃驚してたわよ?“戦国梅は―?珍しいわね―”って』


夢子ちゃんは日本史の先生で本名ではない。

凄く、物凄く“ゲゲゲの鬼太郎”に出てくるヒロインの夢子ちゃんに似てるから皆が付けたニックネームなのだ。


「夢子ちゃん…!戦国梅って………!!!」

『その通りじゃない』

「否定出来ない…っ」


戦国梅…!
旨そうなニックネーム付けやがって夢子おおおおおお!!


『あ、成瀬が毎放課教室に来てウザイんだけど。今も居るし』

「…知らんがな」

『あんたを探してるみたいだけど』

「…知らんがな」

『今私の目の前に居るんだけど』

「…知らんがな」

『あんたさっきから………あっ!』

「…え?美沙?」


美沙の声が急に途絶えた。
何事かと思い、私は美沙の名前を連呼した。

もしや…
先生に見つかった…とか?


『…片桐か?』


そんな私の考えは無惨にも打ち砕かれ、美沙の携帯からは私が体調不良になった原因である人物の声が聞こえた。






今回は携帯から更新!だから短いのです、はい。続きはもうできてます実は!まだ続くっす…!また早く更新できればな―、と!
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