咲:「じゃ!行こっか!!」
美:「うんっっっ!なんかきんちョ~だなぁ」
優:「・・・。」
そう言う3人は運動靴にはきかえ運動場の隅にある別館、『生徒会の館』へ向かった。
ガチャッ、ギー
扉を開けるともうりっちゃん先輩がいた。
俐:「あら?いらっしゃい。特別清掃はどうでした?」
美:「おじゃまします。清掃は…大変でしたよ!優歌ちゃんはボーっとして
るし、咲乃はバケツをひっくりかえ…ウグ(怒)」
咲:「あぁぁぁぁぁ~それは言っちゃだめぇ~~!」
そう言いながら咲乃が美希の口をおさえるので美希は少々怒り気味だ。
俐:「うふふ。ケンカはほどほどにね。まだ1名来てないからもう少し待っ
ていて。ここに、腰掛けて。」
そうニッコリ笑う俐羽さん、さすが学園のアイドルだ。優歌は思わずうっとりしてしまう。(顔には出さないが)そう談笑していると、残りの1名がやってきた。
聡:「会長すいません!そーじが長引いて‥‥。」
俐:「あら、いいのよ。では始めましょうか。こちらの部屋へ。」
そう案内されてやってきた部屋・・・。綺麗に飾られた部屋の真ん中にはテーブルがあって、お菓子やジュースがのっていた。
俐:「ここはね、『初まり(はじまり)の部屋』と言われていて、新人を迎え
入れるための部屋なのよ。」
咲&美:「へぇ~~~~。」
俐羽は目で聡に合図をし、こう言った。
俐:「では・・・・。」
聡&俐:「ようこそ!リックス学園生徒会へ!」
パン といつのまにか持っていた、俐羽先輩と聡さんのクラッカーが鳴り響いた。
俐:「さぁさぁ、食べて。さっきの話の続きでもしましょう。」
美:「イ・エィ~~イ!」
美希はかなり興奮しているらしい。おもいっきり俐羽先輩にとびついた。それをみて咲乃と聡はゲラゲラ笑い出す。優歌も顔には出さないが、とても楽しいし、面白い。
―――― こうして私たちの生徒会生活第一日目が始まった。――――
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