小説や詩を載せるブログです。基本的にはリックス学園の小説ですが、それぞれが“100のお題”についても書いているので、お時間があれば覗いてみてください。 E.M.W.という企画もやっています。 雑談もあります。
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プロフィール
HN:
Shafy Mile
年齢:
31
性別:
女性
誕生日:
1992/12/24
職業:
学生
趣味:
物書き
自己紹介:
私たちShafy Mileは5人組みの素人小説家(?)です!
ではそれぞれの自己紹介いきましょう~!!

飴夜(いよ):絵を描くことが大好きでよくみんなからは「黒い」といわれてしまうが、自分では純白だと思っている奴~★
担当:絵(のちのち載せていきますよぉ)

沙鞍(さくら):いつも踊ってる陽気な奴~☆
担当:絵(のちのち載せます)と恋文

魅世(みよ):頭が良くて、いつもおしとや~かな奴♪
担当:文章(感動系ほかいろいろ)
 
志李奈(しいな):沙鞍と一緒にいつも踊ってるぶりっこな二重(多重)人格な奴☆(小説は黒いけど)
担当:ストーリーの構成&詩

寿(ことぶき):頭が良いのか分からない、変態な奴。
担当:文と企画。
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[03/09 志李奈]
[03/09 魅世]
[03/08 寿]
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上が志李奈の日記。 下が寿の家族の劇団のHP。
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2.
 ある日、私は夢を見た。
 普通の、ほんとうに日常の夢。学校へ行って、友達としゃべって。何も変わったことはなかった。
 次の日、学校で、私は夢と全く同じ会話をし、行動をし、一日を過ごした。変わったこともあるものだな。そんなことを少しだけ思ったけれど、特に気にも留めなかった。
 
 その晩も、夢を見た。朝起きて、準備をして、学校へ行って。勉強をして、友達としゃべって、部活をやって。家へ帰ると、まず夕飯。それからお風呂。社会科の宿題をやって、テレビも見て。そろそろ寝ようかな、と、ベッドに入ると、目がさめた。慌てて準備をして、学校へ行って、勉強をして、友達としゃべって、部活をやって、夕飯を食べて、お風呂に入って、社会科の宿題、テレビ・・・。
 夢と全く同じだった。
 こんなことって、あるのかな。ベッドの中で、一日を振り返りながら、思った。
 そんなはずはない。明日一日を、前日の夢で見るなんて・・・。

 しかし、その“予知夢”は、いつまで経っても終わらなかった。毎日、毎日、明日の自分の運命が分かってしまう。かといって、嫌な運命を変えることもできない。
 私はテレビを見ながらぼんやりしていた。
 すると、父が私の横に来て言った。
「お前も、見るようになったんだな」
「・・・へ?」
「夢のこと」
「・・・なんで知ってるの?」
「昨日の夢で、父さんがお前にこうやって話しかけるのを見た」
「へえ。やっぱりお父さんも見てたんだね」
「そうだな」
「いつから?」
「お前くらいのときから」
「毎日?」
「そう、毎日」
 不思議な気持ちだった。お父さんが、ずっとずっと、私たちの明日の生活を、前の日の夢で見ていたなんて。そして私も、お父さんの“予知夢の能力”を受け継いでいるなんて。
 その日から、父が予知夢を見ることは、なくなったという。                           <終>

<注意>
 ショートショートです。面倒になって早々と終わらせたわけではありません。ショートショートです。
 
どこがファンタジーですかって?見てのとおり、すべてがファンタジーですよ。
 まあまあ、期限守っただけいいじゃないですか。
 ・・・期限守ったのは、ボロボロの第一話だけだろ、ですって?第一話だけでも期限に間に合えば、間に合ったってことなんですよ。
 OKですね?
 
<予告>
 次の「証明」は<注意>なしのファンタジーです。この小説のお詫びじゃありません。罪滅ぼしかって?はぁ?
 ・・・いいですよ。やってやろうじゃありませんか。「恋愛系」でいきましょう!自分を追い込んでいるんじゃありません。
 冬は~♪恋の季節だからぁ~♪
 卒業式にはボタンをもらいたいものです。
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今日で総務の勤めが終わりました。総務の仕事も、一緒に頑張ってきた相方も愛着があって大好きだったけど、何だか肩の荷がなくなった感じ。もう後悔はしてない。
三期間も世話になった相方のブタにも昨日電話で「今まで本当にありがとう」って言ったし。真面目に「いやいや。こっちこそ本当にありがとう。いろいろ助かった」って返されて、かなり感動した・・・。で、すごく寂しくなった。ブタは好きだったから。この調子で行くと“泣いちゃうかもしれない(ハート♪)”と思って「まあ、(ブタのことは)少なくとも私の中ではずっといい人ランキングの一位にしといてあげるよ」って言っといた。予想通り「ははは」って返ってきた。(なんかかなり声低かった・・・笑)ちなみに、ブタとは縁があるようで後期の係が一緒です。それも二人で笑ってましたね。
某Ⅰ先生にもちゃんと電話で報告したよ。すごくびっくりしてて、ちょっと残念そうだったけど、「高校に行ったらまた絶対に総務やります」って言ったら「それはいいね。頑張るんだよ」って応援してくれたよ!最後に「某Ⅰ先生のときに総務ができて良かったです」って伝えといた。ブタとの会話で涙腺がゆるくなってたこともあって電話切ってから泣いちゃったよ・・・。ってか、電話中も、泣かないように気味悪いくらい笑顔で話してたのに、途中から左のほっぺたがピクピク震えてきて涙声になっちゃった・・・。「私、明日体育大会なのに今日熱がでちゃって鼻声なんですよ」と思わず嘘をついてしまった・・・。(「明日体育大会」と「今日熱が出ちゃって」は本当なのですが。って3分の2が真実なんだから嘘というほどでもないか。)
いい相方といい先生に恵まれて総務をやれて、本当に幸せだったな、と思いました。
長くなりましたが、今回の企画では父のことを書いてみようと思います。(フィクションも混ぜて。)
飴夜と沙鞍は知ってるように昨日総務に立候補したときの演説が変な内容だったのは前日の父の一言「長いこと(総務)やったしね。もういいんじゃない?」のせいです。このようになんだかんだ言って父は私の人生において迷ったときに道を教えてくれる大切な人です。では、父への尊敬の気持ちを込めて。

1.
 私の父は、よく夢を見る。いわゆる、予知夢だ。
「あそこの風景、見たよ」
 と、旅行から帰ってきて何日かたった後に、突然、父は言う。本当に夢で見ていた、という証拠はないけれど、私は、父はそういうのが見える人なのだと分かるような気がする。
 父は、その能力のことをあまり話さない。「見た」とだけ言う。私も母も妹も、「そっか」と返す。
 でも、最近、よく思うのだ。もしかしたら父は、これから行く場所の風景だけじゃなくて、これから先に起こることも、夢で見ているのかもしれない、と。
 いよいよ最終話です。今回もやや失敗作のような気がしないでもない!でもテスト終わったんで書きます。・・・そう!私たちを苦しめ続けてきた、教師たちの醜き陰謀である、あの恐怖のテストが今日、終わったのです!イエーッ!・・・と、ちょっとした幸福感に浸っていられるのは今日のうち!明日には“国・理・社”が帰ってくる!だから私は書く!小説を!
 ・・・何が言いたいんだか意味が分からない・・・。

5.
 次の日の朝起きたら、父はいなくなっていた。すべては、予定通りだった。どこへ行ったのか、私は分からない。多分、母も知らないんだろう。もう、お父さんとは、会うことも話すことも、手紙を書くことさえもできないんだろうな。荷物をまとめながら、部屋の中をぐるりと見渡す。ごくごく普通の、マンションの一室。今までずっと、私たち三人はここで暮らしてきた。今日までの私たち家族のすべてを、この壁や床が吸い取ってきた。
 壁に手を当ててみる。明日から、この部屋はどうなるんだろう。空っぽになるのかな。それとも、仲のいい家族が住むことになるのかな。どちらにしても、私は満足だった。
 コートとマフラーを羽織り、玄関に向かった。
「お母さん、ちょっと、出かけてくるね」
「そう。いってらっしゃい」
 外に出ると、空はやっぱり、曇っていた。
 私はコンビニに寄ってから、図書館前の公園へ行った。
 ベンチに座ってもう一度空を見上げた。昨日の夜のあの空は、いったい何だったのだろう。冷静に考えると、もしかしたらあれは、夢だったのかもしれない、と思えてくるのだった。
「やあやあこんにちは」
「あっ、高見さん」
 彼は約束を覚えていた。何だかそのことがおかしくて、思わず笑ってしまった。
「何?いったい何なの?いいことでもあったか」
「いえ。ぜーんぜん。昨日は人生で最悪の日だったかも知れません」
「何だ。で、言えた?」
「はい。バッチリです」
「そうか。それはよかった」
 私は空に向かって白い息を吐いた。
「昨日は、妙に静かな夜でした。不自然なくらいに」
「そりゃきっと不自然だったんだな」
「は?」
「・・・何でもない。気にしないで」
「・・・そうですか。あっ、これ。昨日のお礼です。今日、バレンタインデーでしょう」
 私はコンビニの袋に入った板チョコを高見さんに渡した。
「これはこれは・・・なんとお粗末な」
「ごめんなさい。包装する時間がなかったんです」
「・・・と言いますと?」
「私、今日引っ越すんです」
 高見さんはコンビニ名が書かれた袋を見ながら「なるほど・・・」とつぶやいた。
「だから、本当はこんなことしてる場合じゃないんです。でも、やっぱりお礼は言わなきゃ、と思って」
「そりゃあどうも」
「じゃあ、おいしく食べてくださいね」
「ほんとのこと言うと、僕、甘いものだめなの!」
 高見さんは私に聞こえるよう、大げさにひそひそ声で言った。
「だったら、無理にでも食べてください」
「そうしますわ」
「はい。それじゃあ、さようなら。短い間でしたが、お世話になりました。また気が向いたら、ここの図書館に来ますね」
「ぜひぜひ来てください。利用者少ないんですよ。できれば友達とかさそって」
「はい」
「じゃ、元気でね」
 私はベンチから立ち上がり、公園を出た。
 生きていると、ちょっと悲惨なできごとがある。心をえぐられるような苦しさを味わわなければいけないこともある。でも、それと同時に、助けだってちゃんとある。神様はすごい。もう少しで壊れそう、というところで助けを出す。それも、必ずすべての人に。助けが出ないうちはきっと、まだ自分が耐えられる領域なんだろう。
 私は冬らしいその真っ白な空を目に焼き付けながら、家までの道をゆっくりと歩いていった。
 
 ったく、ほんとゴメンナサイ。始めたのは3月の下旬だったのに。ぜんぜん更新できてません。話はできてるんですけどね。
 それから、今日の出来事。昼食の時間、私が寿のブロッコリー一つとお茶一杯を奪ったら、寿が狂って泣き叫び、お皿を床に叩き付けて粉々に割りました。それから、食い物の恨みを晴らすため、志李奈のスリッパの中にご飯粒を入れるという陰湿ないじめをしました。また、その後も寿は私に憑いてまわり、「お茶・・・ブロッコリー・・・お茶・・・」とつぶやいていました。(ちょっとだけ誇張あり)
 ということで、みなさ~ん!テストがんばりましょうね♪

4.
 どのくらいの時間が経ったのだろう。起きたときには、あたりは真っ暗で、すっきりと晴れた空には無数の星が輝いていた。
 私はベッドから起き上がり、水を飲みにリビングへ向かった。リビングの戸を開けると、ソファに座っている黒い人影が見えた。その人影は、ベランダの向こうにある夜空を見上げながら、たばこをふかしていた。
 私はゆっくりとその人影に近づいていった。
 すると、その影がこちらを向いた。逆光で、表情はよく見えない。
 私はその人の隣に座った。やわらかい月の光が部屋の中に入ってきて、青白く壁を照らしていた。
 なぜか、とても静かだった。今夜は、どうしたんだろう。車の走る音も聞こえない。本当に、何も、音というものが無かった。
 海の底深くにいるような、あるいは、何億光年も向こうの宇宙の果てにいるような、とてつもない孤独と、安心感と、そして胸の奥から込み上げる、懐かしさのような気持ちを覚えた。
 それにしても、不思議な夜だ。昼間はあんなに曇っていたのに。いや、それだけじゃない。何だか、空気がすごく澄んでいる。昼間のこの家には無かった何かが、今はあった。
「お前、幸せだったか」
 突然、どこからかお父さんの声が聞こえてきた。驚いて隣の父の顔を見る。しかし、父は遠くを見ながら、相変わらずたばこをふかしている。
「お前、幸せだったか」
 その声は、もう一度繰り返す。私は、その声が自分の心の中から聞こえていることに気づいた。
 小さいころの、お父さんとの思い出が心に浮かぶ。よく、一緒に公園で遊んだっけ。そうだ、お母さんも一緒だった。三人で手をつないで。滑り台に乗って。ごく普通の、平凡な家族だったけれど、毎日、愛情を感じていた。
 本当に、いつから変わってしまったのだろう。いつ、道を間違えたんだろう。その日に戻って、そのときの自分に、だめだよ、間違ってるよって、教えてあげたい。
 でも、そんなことはできないし、仮にできたとしても、私にはする勇気がない。
 それに・・・。
 私は目を閉じ、自分の心の中に向かって、語りかけた。
「私はこの十七年間、十分幸せだったし、これからも、幸せだよ」
 静かに、隣の人の肩にもたれた。心の中には、幸福だけがあった。
 お久しぶりで~す♪このところ忙しくてねえ。
 修学旅行、近いね。楽しみ~☆ ・・・とぉ、その前に!「プロい」があります!日曜日ですよ!?12時50分集合ですからね?遅れたら置いていきますよ?
 ということでドキドキというかヒヤヒヤしている魅世だあっ。このところその夢を見るんですよ。「プロい」の小説。破り捨てられなければいいのですが。
 では。かな~り長い間書いていなかったバレンタインでいを書きます。

3.
「ただいま」
 私は玄関で言った。しかし、お帰り、という返事は無かった。奥のリビングから聞こえるのはやはり父の怒鳴り声と母の悲鳴だけ。また発作が始まるのかな。そう思ったけれど、一向に始まる気配は無かった。私は、自分でも驚くくらい冷静になっていた。
 そっと靴を脱ぎ、廊下を進む。ゆっくりとリビングの扉を開け、私は静かに言った。
「うるさいんだけど」
 お父さんとお母さんは私の声に気づき、こちらを向いた。
「あら、恵美。ごめんね。今、お母さんたち大事な話し合いをしてたのよ。もうすぐ終わるから」
「お前はあっちに行ってなさい」
 うそつき。話し合いなんかするまでもなく、離婚は決まってるくせに。
「うるさいんだけど」
 私はもう一度言った。父も声を荒げて繰り返した。
「あっちに行ってろ!」
「あなた!」
 母は父に向かって叫び、いい加減にしてちょうだいと頭を抱えた。私は高見さんの言ったとおり反抗してみた。
「てめえらいっぺん死んじまえ」
 つぶやいたつもりだったが、思っていたより大きな声が出てしまい、父と母は目を丸くして呆然とこちらを見つめた。一瞬、空気が凍りついたように感じた。そのとたん、それまで固まっていた何かが解け出した。
「・・・死ねばいいんだって、二人とも!どうして私のことを分かってくれないの!?私のこと考えてくれたことある!?私の気持ちになってみたことある!?私の幸せっていったい何なのよ!?」
 全身の血が顔に一気に上ったような気がした。胸の奥で、息が詰まって苦しい。まぶたが熱い。
「どうしてこんなふうに壊れちゃったの!?」
 出る限りの大声で叫んだつもりだった。でも、その言葉はかすれた息にしかならなかった。目に涙があふれ、視界がぼやけてきた。
「もう、やめようよ・・・」
 私は小さな声で言い、自分の部屋へと戻っていった。
 ぽたりぽたりと、絨毯に水滴が落ちる。私はベッドに倒れた。枕に顔をうずめ、リビングにいる親に聞こえないようにひっそりと泣き、静かに鼻をすすった。涙は枕にどんどんしみ込んでいった。
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