ー次の日ー
咲:「ひょえー。よくねたぁー」
美:「そういえば、今日だよね。なんやかの儀式するのって」
優歌:「うん……」
優麻:「私たちはなにを捨てればいいのぉ?ですぅ~」
聡:「これはどうかなぁ。相沢さんと優斗と優麻は3人とも大切な存在だろ?相沢さん
は優斗を、優斗は優麻を、優麻は相沢さんを大切と思えば……」
咲:「もどれるかも!」
聡は自身ありげな顔で「そう」といった。
みんんあそれぞれ順番に川へ行く。4人と2匹はそれぞれ大切なものをだす。
咲:「ごめんねAちゃん。かりたものだけど、けっこう大事にしてたんだ……」
美:「俐羽先ぱいの前でマンガなんか出すからそうなるんだよ」
咲:「う……っっ」
優歌:「たしかに……」
聡:「さあ。はじめるよ」
1人1人、川に顔をのぞかせる。最初は美希、次は優歌、優斗、優麻。3人ともぶじかえれたようだ。次は咲乃。泣きながらもぶじかえれた。
最後に聡……。が、顔を水面にうつし、先生の顔も、はっきりうつってる。
聡の額から汗がふきでている。そう。まだ大切なものが見つかっていなかったのだ。
流れる汗は、川へおちて波を作っている。
聡は頭が真っ白になった。
そのころ無事かえってきた、3人と2匹は、不安げに聡を待っている。
すると、川がどんどん光ってきた。
先生の顔もゆがんでいる。
聡はその光のまぶしさにたおれてしまった。
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