___今日の仕事。
それは殺人である。 なぜか? それがボスの命令だからさ。
アタシはブラック。 天然パーマ・色は黒。身長は171cm、体重は秘密。
アタシは毎日暇なんだ。とってもつまんない。だからよくボスはアタシに仕事をおしつける。
とんだ迷惑だよ、まったく。
ってーか・・・ あれは駄目だ。 へたれすぎるんだよ。(アタシてきに)
「ブラック~」
「何さ?まさか・・・・・・?」
「アタリ☆ここに書いてある人よろしくな~」
・・・やだなぁ。
面倒くさい。 殺人は別にきらいじゃないよ? だけどアタシは処理がいやだ。
「!!」
アタシはカードをみて目をまるくした。
「スア!!この子・・・まだ7歳じゃないか!」
「そうだよ?」
「なんでこんなガキ殺らなきゃなんないんだよ!」
「・・・ソノコはね。俺らの邪魔をする子なんだよ?いつか必ずそうなる。必ずね・・・」
「でもっ・・・!!」
「は~い。いってらっしゃい~ ブラックさん♪」
勝手だなぁ。
えっと・・・
スウェアル村・・・・・・ ここかぁ。
ガキを殺すのは気がひけるけど・・・仕方ないな。
だっ!
・・・あれ?今の・・・・・・
アタシはカードを確認した。
やっぱり。「フラン・マルク」だ!
アタシはソノコの後を追いかけた。
フランは眺めのいい草むらに座って泣いていた。
「・・・お姉さんも私を殺しにきたの?」
「__え?どうして・・・?」
「みんなそうなの。みんな私を殺そうとするの。何にも悪いことなんてやってないのに・・・・・・ただその場にいるだけで。」
アタシと似てる。アタシもそうだったもの。ただその場にいるだけでみんながアタシに襲い掛かって・・・怖かったことをよく覚えている。
「私は能力者だからかなぁ。能力者は村にいちゃいけないのかなぁ?」
「世界中に広まってる伝説、知ってる?」
「知らない」
「能力者のいる町や村はね、絶対に壊れるの。だからみんな被害を減らそうとして殺そうとするの。でもね、能力者は災いをもたらすだけじゃないんだ。ちゃんと世界も救えるのさ。」
「本当?本当に私は・・・」
「アタシは今まで嘘をついたことがない。信じな。」
くさっ!自分でナニ言ってんだ。アホらしい。
「もう少したえな。8歳になると絶対迎えがくるからさ。」
「迎え・・・?」
そう。能力者は8歳になるとお迎えが来る。それがアタシみたいに悪いところの組織なのか、世界を守るための組織なのかはわからないけど。
「・・・わかった。8歳だね・・・?あと1週間我慢すればいいんだね?」
「うん。」
「ありがとう。」
そう言って少女は駆けていった。
「ブラックのブァ~カ!」
「仕様がねぇだろ?成り行き上無理だったんだよ。」
「俺知らないよ~。自分でやってよね~」
「わかってるよ。」
アタシはブラック。
今日の仕事は殺人・・・・・・のはずだったんだけど・・・急遽変更で子守。
次は容赦しないよ!フラン。
「まってなよ!」
そしてアタシは次の仕事へといった。
志李奈のご希望にそえました。
ブラック第2編です。
あやまっときます、ごめんなさい。。。PR