小説や詩を載せるブログです。基本的にはリックス学園の小説ですが、それぞれが“100のお題”についても書いているので、お時間があれば覗いてみてください。 E.M.W.という企画もやっています。 雑談もあります。
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プロフィール
HN:
Shafy Mile
年齢:
32
性別:
女性
誕生日:
1992/12/24
職業:
学生
趣味:
物書き
自己紹介:
私たちShafy Mileは5人組みの素人小説家(?)です!
ではそれぞれの自己紹介いきましょう~!!

飴夜(いよ):絵を描くことが大好きでよくみんなからは「黒い」といわれてしまうが、自分では純白だと思っている奴~★
担当:絵(のちのち載せていきますよぉ)

沙鞍(さくら):いつも踊ってる陽気な奴~☆
担当:絵(のちのち載せます)と恋文

魅世(みよ):頭が良くて、いつもおしとや~かな奴♪
担当:文章(感動系ほかいろいろ)
 
志李奈(しいな):沙鞍と一緒にいつも踊ってるぶりっこな二重(多重)人格な奴☆(小説は黒いけど)
担当:ストーリーの構成&詩

寿(ことぶき):頭が良いのか分からない、変態な奴。
担当:文と企画。
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 只今・・・・・何時かわかりません。腕時計なんて実際、腕なんかにつけないし、ふでばこの中に入れてるし(何故ってなんとなくだ)、そのふでばこからわざわざ取り出してまで知りたいわけじゃない。私が知りたいのは・・・。



 自分におかれている状況・・・?


「えーっと・・・。」

「・・・・・。」

 さっきから、和也は黙ってばかりで話そうともしない。本当のことをいうと、この和也の胸の中にいまだ閉じ込められている意味が分からない。そして、和也が発した、『好きだ』という言葉の意味も・・・。

『嘘だよね・・・。』

 そう言うはずだったのに、和也の顔が真剣すぎてその言葉さえ言えなかった。
 じゃあ、何て言えばいい?振ればいいの?告白なんて初めてされたから、振り方なんて分からないよ・・・。漫画の中の主人公は、どういう振り方をしていただろうか?焦って思い出せやしない。
 ていうか・・・そもそも何で・・・和也は私に告白したのだろうか?私が、靖和都のこと好きって知ってるはずなのに。
 それよりも!私は今まで和也を傷つけていたのだ。

「・・・・・ごめんね。」

「・・・・・。」

「今まで気付かなくてごめん。」

「別に・・・てか俺、言うはずじゃなかったのに・・・。」

「何それ。あ・・・あと、告白の返事は、やっぱ和也は友達だから

「無理なんだろ?分かってるよ。」

 ふぅ・・・と和也は溜息をついて、私を自分から離して言った。

「お前ら姉弟のことはお見通しなんだよ。」

「ははっ!すごい・・・・・・。」

 何でだろう?何で?分からないけど・・・

「何泣いてんだよ。」

「・・わかんないよ・・・。」

 鼻をすすって、『ズビッ』という音がでると、和也は噴出して言った。

「泣きたいのはどっちだと思ってんだよ。」

「あー・・・ごめん。」

「もーいいよ。帰ろーぜ。」

「うん。」

 それからずっと、黙って帰った。だけど、全然居辛い空気じゃなくて・・・。きっと、これは和也のお陰かなって思った。





「ただいま・・・。」

「あっ!靖和都!おかえり・・・って大丈夫?」

「何が?」

「何か疲れてるみたいだから。」

「そんなことないぜ。今日晩飯何?」

「ん?うどんだよ。」

「そっか。」

 やっぱ疲れてるみたい・・・。うどんって消化悪いんだよなぁ・・・。

「明日もジョグするの?」

「えっ!あ・・・まぁ。」

「体に気を付けなきゃいかんよ?」

「あぁ・・」

「紗佳乃ー?靖和都帰ってきたのー?」

 私の返事を待つ前に、お母さんが玄関までやってきて、靖和都を見て『おかえり』と言った。

「あら・・疲れ気味?」

「別に・・・。(こんだけでへばってどうすんだよ)」

「だよね?やっぱジョグやめなよ。」

「え?今日早く起きたのって新聞配達があるからでしょ?」

「なっ何で知って!?」

「松井さんの奥さんに聞いたのよ。びっくりしちゃった!」

 ・・・どういうこと?

「それってどういうこと?」

「・・・・・。」

「もしかして、今日の帰りもバイト?」

「違うよ。」

 靖和都は、手をごにょごにょしてから言ったので、嘘をついていると分かった。

「嘘吐くときの癖。やってるよ。」

「えっ!?」

「何で・・・バイトなんか?」

「お小遣い足りないなら言えばいいのにねぇ?」

「そうだよ。」

「自分で買わなきゃ意味ないものなんだよ。」

「?」

 『ピンポーン』

 いきなりベルが鳴ったので、びっくりした。

「はーい!」

 お母さんが声を張り上げて応え、ドアを開けると和也が立っていた。

「靖和都と紗佳乃。ちょっと。」

「あぁ・・。」

「うん。」

 さっきの靖和都の言葉の意味が気になって、もやもやしたまま外に出た。



 出てすぐ和也は、私に耳打ちした。

「この耳栓をして俯いとけ。今日のことを悪くおもってんならできるよな?」

「え・・・まぁ。それくらいなら。」





 そして、私の聴覚は失われた。






あとがき

長々すみません。
あと一回で終わるはず。
次は靖和都視点で書くんだけれども
最後が靖和都で終わるのもなんかなぁ・・・。と思うけれども
まぁいいではないかと言うことで。
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わわっ
魅世
すいません、私気づかなくてこの上に更新しちゃいましたっっ。(しかも超くだらん話題)なんかゴメン!(>△<汗)

小説ありがとう!今から読むよ!
2008/08/20(Wed)22:00:03 編集
んーん
沙鞍
全然気にしてないよー!
てか、微妙な感じですもん。
この小説。
すまんね・・・。
2008/08/21(Thu)21:36:41 編集
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